私たちについて
はじめまして。
一般社団法人くろがわの代表理事の鳥巣良彦と申します。
2023年8月に、朝倉市黒川地区の有志メンバー60名で、当法人を設立いたしました。
黒川地区は標高200~350m程の中山間地域にある小さな集落です。
一時期は、国内でもトップクラスの梨の名産地として全国に出荷するほど元気な地区でした。適度な寒暖差により、梨だけでなく、お米や野菜、山菜など食味や香り優れた農産品が栽培できるところです。
しかしながら、過疎化と高齢化が進み、現在では50世帯、人口わずか90人、平均年齢は70歳を越えるような、まさに過疎化・高齢化の先進地区といっても過言ではないような状況となっています。
周囲を山に囲まれた自然豊かな環境や美味しい農作物が取れる場所であるにも関わらず、それを十分に生かせていない状況です。恵まれた環境にありながら、私たちは、それが当たり前だと思って過ごしてきました。
黒川に訪れた都市部の方から、それが当たり前ではない事を気づかされました。
私たちの故郷である黒川の農地を、自然を守っていきたい、そんな思いで、地域の皆さんと一緒に動き始めました。
ほとんどが、個人の農家であり、法人経営など考えたこともありませんでした。それでも、一人より二人、二人よりも三人で…。これからこの地域を新たな担い手に託していけるよう最後の踏ん張りどころだと思っています。
みなさん、一度、黒川に来てみませんか。鳥の鳴き声や風の音を聞き、風の香りを感じながら、空気に触れ、水に触れ、土に触れてみてください。きっと、何かを感じ取って頂けると思います。
あなたとお会いできることを楽しみにしています。
一般社団法人 代表理事 鳥巣 良彦